TPPについて その②
私も鹿児島羽根田さんに同感です。
私たち東日本大震災被災者は、この度の震災で、衣食住の中で最も
重要なものは食であるということを、身をもって体験いたしました。
震災当初、家もなくガソリンもないなか、住むところは雨風さえ
しのげればいい、着るものは数日間同じものでも構わない、
しかしながら、食べるものが無ければ、生きていくことさえ出来なかった…
私たちは人間として生きていくうえで、食というものが如何に大切かと
いうことを身をもって体験しました。
日本の第一次産業というものは、確かにGDPで考えると非常に金額的に少ない
産業かもしれません。
しかし、食というものは間違いなく、有事にはとても重要でかけがえのない
ものであります。
果たしてこのまま日本の基幹産業というべき自動車産業や他の輸出産業の
復活のために、国産としての価値などが国民の中に意識付けされていないなか、
日本の食そして第一次産業を彼らの市場に開放してやって良いのでしょうか?
真の国益とはいったい何なのだろう?
TPPとは何なのか?EPAとは?FTAとは?
国民の大半がその意味も分からず、このまま真実を伝えないまま、
なし崩しに決めるということは絶対に避けるべきだと私は思います。
私はTPP参加によるメリットそしてデメリットをすべて隠さず、国民全体に
開示した上で、選挙にてこれを問うべきではないかと思っています。
臼井
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