漁獲する者・輸出する者・輸入する者の責任

促進会

2010年11月25日 16:35


現在フランスで行われているICCAT年次会合(大西洋マグロ類保存国際委員会)において、様々な討議・決議がなされていることと推察いたします。
不法漁獲について、その不法をどのように無くし、どのようなペナルティを与えるのか等々…???

不法漁獲?不法輸出?不法輸入? 
不法と知っていたり、知らぬ振りをしたり、知りもしなかったり…理由は様々…
知らぬと言って、それをほう助し続けてきたもの、結果的に野放しにしてきたものの責任…
はたしてそれら責任の所在というものはいったいどこにあるのでしょうか?

国際的な取り決めごとだけではなく、世界最大のマグロ消費国・輸入国である日本の責任として、いまこそやらなくてはいけないことが絶対にあるはずです。
世界各国からの要望があったからではありません。目先の問題ばかりにとらわれず、10年そして20年先のビジョンをしっかりと描きながら、いまこそ日本がその姿勢を示し、行動するときではないでしょうか?

ICCAT後の日本政府としての対応、これがとても重要であると考えます。国際的な取り決めに沿うだけではなく、関係各省庁とも連携を図りながら、決して日本国内には不正なものが流通しないよう、原魚だけではなく、製品・加工品も含めた不法なものが流通することのないよう、厳格なるチェックそして法整備というものを早急に確立していただきたいと切に切に願う次第です。

こちらはちょうど1年前、促進会通常総会緊急動議での決議文です。
毎年同じことのくり返し…
国内のマグロ漁師だけに厳しい管理システムと罰則を与え、輸入品に対しては抜け穴だらけの管理システム…
日本が本気になって行動をしなければ、1日でも早く、確実に動いてくれなければ、私たち日本のマグロ漁師そして大西洋クロマグロ資源は衰退の道を辿るだけであります。

マグロを漁獲する者のモラルと責任!
その魚を輸出する者のモラルと責任!
その魚を輸入する者そしてそれを受け入れる日本国のモラルと責任!



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