マグロ船ができあがるまで 〜建造過程 その10〜
今回は進水式の写真
進水式の進行は、まず命名式が行われます。(1枚目・2枚目の写真)
その後支綱切断の儀式を行います。(4枚目)
この支綱はくす玉に繋がれており、切断と同時に船名を覆っていた幕が外れ、くす玉が割られ、くす玉本体とその周辺から大量の紙テープ・紙吹雪などが舞います。(写真5枚目)
この支綱切断の時に使われる斧(現在ではハンマーや小刀の場合もある)はその艦船ごとに新しく作られます。(3枚目)
日本においては銀の斧を使用することが多いが、これは日本独自のもので、初めて使われたのは1891年巡洋艦、橋立の進水式で使用されました。
銀の斧は古くから悪魔を振り払うといわれている縁起物です。
進水式が終わると、艤装が開始され、それが終了するとようやく竣工し船舶として完成体となります。
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