2010年11月17日
ICCATに向けての要望書
2010年の大西洋まぐろ類保存委員会(ICCAT)年次会合が11月19日からフランス(パリ)で開催されます。
促進会は、去る11月10日、ICCAT年次会合に向けての要望書を、我々漁業者および大西洋クロマグロ関係船の総意をもって、ICCAT日本政府代表である水産庁宮原審議官へ提出しました。
要望書で求めたのは、次の3点
1. 出漁各船が持続的かつ再生産可能な操業に充分な漁獲枠を確保すること
2. 資源解析において、最近の漁獲状況も考慮し、科学データを得るための周年調査操業等を実施すること
3. 世界最大の消費国の責任として、世界に率先した厳格な輸入管理体制を導入すること
私たち日本漁船は、ICCATの決定に基づき、諸外国に率先した資源管理をおこなってきました。今後も持続的な操業をおこなっていく為には、ICCAT加盟各国が取り決めを遵守することと合わせ、世界最大の消費国である日本の責任として厳格な輸入管理体制を早急に導入実施する事によって、消費国主導の資源管理を強力に推し進めていくことが不可欠と考えます。
操業各船からは、大西洋クロマグロ資源は大幅に改善しているとの実感が伝えられ、漁獲枠の増加を求める声が多く、一方、クロマグロの産卵域である地中海での巻網漁船の操業を大幅に規制すべきだとの意見も多数寄せられました。
促進会では、全国の漁業者そして沖合い各船からのご意見・ご要望を力とし、ICCAT会議に向けて働きかけをおこなってまいります。
Posted by 促進会 at 19:05
│促進会本部
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