2010年11月30日
ICCAT閉幕
ICCAT閉幕
クロマグロの輸入管理について、水産庁宮原審議官はテレビ局のインタビューにたいし
(日本が)たくさん買っているという事態は変わっていないわけですから
資源がちゃんと回復するように、日本も買う側としての責任を果たすという事が大切だ
と語った。
テレビ映像はこちら・・
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20101128-00000013-nnn-int
今回のICCATでは、巻網・蓄養クロマグロへの管理強化が盛り込まれたが、
多くを輸入する日本の早急な法整備や厳格な対応が世界から求められている。
Posted by 促進会 at
16:32
│宮城北かつ経営研究委員会
2010年11月28日
ICCAT通信
東クロマグロ 採択
12,900トン
2010年の13,500トンから600トンの削減で決まりました。
Quotaは、日本1097.03トン
EU7,266.41、モロッコ1223.07、チュニジア1017.56、リビア902.66、トルコ535.89、クロアチア376.01、アルジェリア138.46、韓国、77.53、エジプト64.58、台湾39.75、中国36.77、シリア32.33、アルバニア32.33、アイスランド29.82、ノルウェー29.82
蓄養・巻網漁業へのガチガチの規制強化策もパッケージでの採択です
日本代表は、今回の決定をふまて国内法改正をすすめ、輸入管理強化に乗り出す方針と話してます。
これで、全ての日程終了です
会場にはマスコミ関係者が大勢押しかけて、大混乱になってます。
写真: 記者団に囲まれる日本代表宮原審議官
2010年11月28日
ICCAT通信
西クロマグロ 採択
昨年のTAC1,800トンから50トン削減、2011年のTACは1,750トンで決着
TAC 1,750(2011‐2012年)
国別漁獲枠 : 日本 301.64 (311.02)、米 923.70、カナダ 381.66 等々
全体に微減です
2010年11月28日
ICCAT通信
メバチ 採択
今後4年間の包括的で詳細な管理を提案したメバチ案がコンセンサスを得られませんでしたが、2010年の枠組みが次の点が変更になり1年間延長で合意になりました。
TACは85000トン
Catch Limitは 日本23,611、台湾15,583、中国5,572、韓国1,983 等々。今年の超過分を全体で一律に削減です
日本から中国に3,000トン、韓国に800トンの漁獲枠が移譲されました。(2011年)
隻数制限は、台湾75隻、韓国16隻、フィリピン10隻
韓国の隻数は12隻で提案されたものが、最後ドサクサ紛れの韓国代表の要求によって、16隻で採択です。
日本代表からは800トンの移譲は2011年限りだぞと異論を促す発言もありましたが、他に意見が出ず採択になってしまいました。
これから PA-2 クロマグロ のセッションです。
やっと、西クロマグロの提案がまとまったようです。
2010年11月27日
ICCAT通信
会議再開
昨日レポートしたサメ類、ヨゴレ・アオザメの提案が本会議で採択されました。
メカジキ・海がめ、黒皮カジキの提案も採択です。
オナガザメ・ニシネズミザメの提案はコンセンサスをえられませんでした。
シュモクザメについては、本会議において提案の文章を修正、採択のようです。
これからの会議の進め方についての議論
会議中に配布する資料に使用する紙の数が、なんと60万枚以上で
電子的な配布方法に変更するとの事務局からの提案です
資料の量がハンパじゃないので、当然の流れでしょうね。
開発途上国からは、ネット環境が整っていないことや、パソコンを持ってない?のか
代表1名にだけ紙で配布してくれないかとの要望もあがってます。
2010年11月27日
ICCAT通信
最終日
ICCAT最終日です
クロマグロ・メバチの提案内容がまだまとまらず、会議が始まりません。
待機 待機 です。
今年は、裏のワーキンググループでいろいろと決まってます。
決めることが多すぎて、表の会議では話がまとまらないようです
この天気がなにを物語っているのか??? 晴れるのか それとも 嵐か・・
2010年11月27日
ICCAT通信
最終日を前にして・・
メカジキとサメが決着
サメ類のヨゴレが全数放流、アオザメの報告義務とデータ収集で採択
シュモク、ニシネズミ、マオナガの提案については、コンセンサスがえられませんでした。
メカジキは、ほぼ現行のクオータどおり。 日本枠842トン
繰越分のうち、日本からモロッコに若干のトランスファーあり。
東クロマグロ、メバチについての最終案・シナリオが固まりました。
明日の本会議に提出されます。内容については、まだ極秘です・・・
西クロマグロについては、調整が難航している模様。
2010年11月27日
ICCAT通信
環境団体の妨害活動
先日、このブログでもお知らせしたICCAT会議の歓迎レセプションに対するグリーンピースの妨害活動の様子がYouTubeにアップされてました。
http://www.youtube.com/watch?v=9fkesI5Lfxs&feature=youtube_gdata_player
2010年11月27日
ICCAT通信
La Neige ( Snow )
パリは雪になりました
アフリカからの代表団は雪が珍しいらしく子供みたいに大喜び
みなさんデジカメ片手に写真撮影です
一方、メディアの方々は会場に入れないので、外で待機
ほんとうに、寒い中 お疲れ様です!
16時半になりましたが、再開される雰囲気はありません。
いつ始まるんでしょうか?????
ん、宮原さん登場なので、パネル4再開のようです
2010年11月26日
ICCAT通信
会議中断・・
午後2時半からのセッションが休会に
クロマグロやメバチなどの提案がまとまらず、代表団で調整中です。
16時半再開ということですが、PA-1メバチ、PA-2クロマグロ、PA-4サメ類他 どの会合になるか分からないとのアナウンスがありました。
よほど紛糾しているようです。
このままでは、ナイトセッションになるかもしれません。
最終日前日ですので、夜にかけて動きがあるかも・・・
会議場でじっと待機です。
2010年11月26日
ICCAT通信
ピジョンボックス
ICCATでは、こんなにたくさんの書類が配布されます。
全ての書類は、ICCATの公用語である、英語・フランス語・スペイン語・アラビア語に翻訳され、ピジョンボックスと呼ばれる出席者ごとのポストに配布されます。
同時通訳の方も含め、ICCAT会議の裏側では何人の方が動いているのか・・・ 膨大な作業量ですね。
多くのみなさんの支えがあって、ICCAT会議がすすめれています。
2010年11月26日
ICCAT通信
予定変更
今日の11時から予定されていた PA-2 クロマグロ関連 のセッションが延期
クロマグロの提案がまとまっておらず、明日の話し合いになりそうです。
昼からのセッションは、財政委員会に変更になりました
午後は予定通り、PA−4 サメ類 のセッションです
写真: 日本代表団の作業部屋
この部屋に関係国が集まって毎晩遅くまで提案が練られています。
2010年11月26日
ICCAT通信
終盤戦
ICCAT会議もあと2日
今日は、PA-1でメバチ、PA-2でクロマグロ、PA-4でサメ類のセッションが予定されています。
今日のセッションで、具体的な動きがでてきそうです。
昨日のコンプライアンス委員会では、各国の遵守状況がレビューされましたが、違反が指摘された国からは、「努力してるんだけど・・・」「今後改善します・・」などの言い訳ばかりが聞こえてきます。さらには、北アフリカ諸国のかばい合い。 どうなってるんでしょうか???
ICCATからのイエローカード(Identification Letter)が3枚(3年)で貿易制裁。各国これを回避するのに言い訳のオンパレードです。時間かかりすぎですね。
ICCATとして、もっとスピーディーで厳しい対応をする必要があるのではないかと思います。
2010年11月25日
ICCAT通信
ランチタイム
なんか、気がついてみたら食べ物の話題ばかりでした
遊んでいるわけではありません
ICCAT会議は、表ではあまり動きないのですが、
裏では・・・
極秘情報ばかりで、まだブログに書けません。
ごめんなさい
O橋 不安(ファン)倶楽部の皆様へ。。。
O橋の唯一の楽しみ、デザートの写真でお楽しみ下さい
デザート食べ過ぎて、本人、体型が変わってきたと言ってます???
2010年11月25日
ICCAT通信
日本食レストラン
パリには多くの日本食レストランがあるそうです
パリに来てから フランス料理もどき みたいなものしか食べてなかったので、みんな食欲不振
米がたべたいっ マグロがたべたいっていう 先輩方からのリクエスト
そこで・・・ 日本食レストランに GO!
やっぱり和食はおいしいですね〜
もちろん、天然のクロマグロです。 蓄養ではありません。
2010年11月25日
2010年11月25日
漁獲する者・輸出する者・輸入する者の責任
現在フランスで行われているICCAT年次会合(大西洋マグロ類保存国際委員会)において、様々な討議・決議がなされていることと推察いたします。
不法漁獲について、その不法をどのように無くし、どのようなペナルティを与えるのか等々…???
不法漁獲?不法輸出?不法輸入?
不法と知っていたり、知らぬ振りをしたり、知りもしなかったり…理由は様々…
知らぬと言って、それをほう助し続けてきたもの、結果的に野放しにしてきたものの責任…
はたしてそれら責任の所在というものはいったいどこにあるのでしょうか?
国際的な取り決めごとだけではなく、世界最大のマグロ消費国・輸入国である日本の責任として、いまこそやらなくてはいけないことが絶対にあるはずです。
世界各国からの要望があったからではありません。目先の問題ばかりにとらわれず、10年そして20年先のビジョンをしっかりと描きながら、いまこそ日本がその姿勢を示し、行動するときではないでしょうか?
ICCAT後の日本政府としての対応、これがとても重要であると考えます。国際的な取り決めに沿うだけではなく、関係各省庁とも連携を図りながら、決して日本国内には不正なものが流通しないよう、原魚だけではなく、製品・加工品も含めた不法なものが流通することのないよう、厳格なるチェックそして法整備というものを早急に確立していただきたいと切に切に願う次第です。
こちらはちょうど1年前、促進会通常総会緊急動議での決議文です。
毎年同じことのくり返し…
国内のマグロ漁師だけに厳しい管理システムと罰則を与え、輸入品に対しては抜け穴だらけの管理システム…
日本が本気になって行動をしなければ、1日でも早く、確実に動いてくれなければ、私たち日本のマグロ漁師そして大西洋クロマグロ資源は衰退の道を辿るだけであります。
マグロを漁獲する者のモラルと責任!
その魚を輸出する者のモラルと責任!
その魚を輸入する者そしてそれを受け入れる日本国のモラルと責任!
ICCAT関連記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101124-00000027-mai-int
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101122-00000003-maiall-int
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101119-00000209-jij-int
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101119-00000224-jij-int
2010年11月25日
2010年11月24日
ICCAT通信
パネル-2 クロマグロの議論再開です。
現在 13,500トン(東)、1,800トン(西)
漁獲枠TACを決めるだけでは不十分。漁獲枠を決めたところで、それを無視し不法な操業をおこなう国があっては、TACを決める意味がありません。
漁獲能力(Fishing Capacity)の削減、不法操業や過剰漁獲をなくすためのシステムの構築と確実な履行、流通段階・消費国での厳格なチェック。等々
貿易禁止措置も含む対応ができるようにしなければなりません。過剰漁獲や違反がある国には、漁獲枠凍結や漁業禁止の措置も必要でしょう。
今回のICCATでは蓄養マグロの管理強化についての提案も用意されています。
東クロマグロ資源の増加が、科学委員会の見解をはじめ沖の現場からも聞こえてきている中で、2年後のCITESを見据え、ICCATとしてどのように対応していくのか、難しい判断が求められています。
写真: パネル2議長
2010年11月23日
2010年11月23日
ICCAT通信
セーヌ川の橋に掲げられ横断幕の写真です。
小さすぎてわからないかも・・ 黄色い横断幕です。
「SAVE BLUEFIN TUNA NOW !」って書いてあります。
【産経ニュース】
マグロ会議の遊覧船妨害 環境団体、セーヌ川で
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101123/erp1011231245003-n1.htm
2010年11月23日
2010年11月23日
ICCAT通信
珍客?
ICCATの歓迎レセプション・セーヌ川ディナークルーズがありました。
夜8時半出港ということで、各国の代表団はドレスアップして乗船。
ウェルカムドリンクを飲んでいると、船外が騒がしいので何の騒ぎかな?と見てみたら、なんと環境保護団体「グリーンピース」のボートが出港を妨害しているではありませんか。
フランス警察が大挙して乗船。 そして、グリーンピースのボートに放水。 しかし彼らには全く効き目無し。クルーズ船にぴったりと付きまとって、出港させまいとしています。
2時間ちかく放水してもダメで、船長があきらめてしまったのか、
結局、グリーンピースの妨害活動のおかげで、セーヌ川ディナークルーズができなくなり解散。
レセプションを妨害するとは・・・ ICCAT初の出来事でした。
2010年11月23日
ICCAT通信
リビア劇場
リビアが東クロマグロの2年間休漁の提案をおこなった。2年間休漁することによって将来的な資源回復を早めるというもの。
本音はどうかわからないが、国際会議で持論を堂々とストレートに主張するリビア代表には、毎回興味を引くことが多い。
リビア提案を投票にかけるかどうかを決める 「投票」 がおこなわれ、賛成5・反対11・棄権4で否決。
今回のICCATでもまだまだリビア劇場が展開されそうだ。
2010年11月22日
2010年11月22日
ICCAT通信
きのう21日(日)の夜、フランス・パリに到着。今日、月曜日からICCAT会議に出席です。
最終日まで、会場からICCAT通信をお知らせします。日本とは8時間の時差があるので、更新は日本の夕方から夜になると思います。
東大西洋クロマグロの漁獲枠13,500tがどうなるのか?これが最大の関心事ですが、 サメ類の規制は? メバチ・メカジキの漁獲枠は? 巻網・蓄養マグロにたいしての規制強化は? 違反や過剰漁獲の国に対するペナルティーは? 消費国主導の資源管理・貿易措置にまで踏み込めるか? 等々 課題はたくさんあります。
会議が動き出すのは日程の後半からだと思います。よい結果が得られるように、注意深く見守り、働きかけをおこなっていきます。
勝倉宏明
2010年11月22日
厳格な資源管理について
現在、フランス パリに於きましてICCAT(大西洋まぐろ類保存国際委員会)年次会合が開催されております。昨年モナコより「マグロの国際取引を禁止するべき」との厳しい資源保護の必要性を世界的にアピールされたあの会議であります。われわれ漁業者にとってはとても気になる国際会議であり、我が勝倉会長も漁業者の代表として直接会議の内容を把握するべく、現在日本代表団とともに現地入りをしている次第です。
私たち日本の遠洋まぐろ延縄漁業者は、まぐろ消費国の責任として、まずわれわれの襟を正し、世界に率先して厳格な資源管理を行おうと、添付いたしました写真(2010年度ミナミマグロタグ・ラベル)のように、1匹づつ日本政府に指定された通し番号がつづってある、管理タグおよびラベルをまぐろに取り付け、毎日漁獲したまぐろの体長・性別・重量・捕獲した位置などを水産庁に報告しております。また水揚げ時(国に指定された水揚げ港)には、水産庁検査官立ち会いのもと、その魚をすべてチェック、各漁業者毎に決められた割り当て量を絶対にオーバーしないさせないよう、厳格な漁獲・水揚げ管理を行っております。
しかしながら、現在日本の遠洋まぐろ延縄漁業者以外はこの管理方法を徹底できておらず、下記のニュースにもあるように、一部欧米メディアでは乱獲防止のために導入された漁獲証明書に不正があるのを知りながら、関係国が漫然と取引を続けていると強く批判、その8割を輸入する日本政府の責任をも強調しているところです。
詳しい内容は下記Yahoo!ニュースをご覧ください。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101122-00000003-maiall-int
私たち日本人にとって、“まぐろ”というものは文化そのものであります。貴重な海の恵みともいうべき水産資源を決して獲りすぎることの無いよう、各国決められたルールを守りながら、また世界最大のまぐろ消費国の責任として、生産履歴が不透明なもの、疑わしきものにはしっかりと対応、ペーパーだけのチェックだけではなく、輸入品に関してもすべて私たち日本の漁業者同様、目視による立ち会い検査などを行わなくては管理の抜け道というものが出来てしまい、統一した厳格な管理というものは絶対に出来ないものと考えます。
このかけがえのない まぐろ資源そして日本のまぐろ漁業というものを次世代へつなげていくため、私たち漁業者は、これからも責任と自覚を持って頑張っていきたいと思います。
私は人の手によって育てるといことがすべて正しいことではないと思います。
自然のものをいかに自然に残していくか…
それがいま私たちに課せられた重要な課題ではないかと思います。
運営専務 臼井
2010年11月20日
促進会通常総会の開催のお知らせ!
平成22年度促進会通常総会を下記日程で開催いたします。また総会終了後には恒例の懇親会も開催いたします(招待者以外 要事前予約)。尚、当日は現在制作中であります、食育向け遠洋まぐろ漁業PR映像の進捗状況などもご紹介する予定です。
記
日時: 平成22年12月3日(金曜日)
場所: 日本かつお・まぐろ漁業協同組合2F会議室
スケジュール:
1.13:30〜15:30 拡大運営委員会
2.16:00〜17:00 平成22年度通常総会
3.17:30〜 懇親会(全国各支部特産品持ち寄りにより実施)
以上
促進会事務局より
記
日時: 平成22年12月3日(金曜日)
場所: 日本かつお・まぐろ漁業協同組合2F会議室
スケジュール:
1.13:30〜15:30 拡大運営委員会
2.16:00〜17:00 平成22年度通常総会
3.17:30〜 懇親会(全国各支部特産品持ち寄りにより実施)
以上
促進会事務局より
2010年11月18日
ソマリア海賊警戒情報
ここ数年、ソマリア周辺で海賊が横行しています。
かつて、インド洋西側の水域はメバチ・キハダを中心とした好漁場として多くの日本船が操業を行ってきましたが、ソマリアの海賊が横行し始めてからは、この海域からの撤退を余儀なくされています。海賊の活動範囲は徐々に広範囲に広がりをみせ、遠洋まぐろ漁業の操業に大きな影響を及ぼしています。
1日でも早く解決し、再びこの海域で操業が復活できればと思います。
最近の海賊情報をお知らせします。
海上保安庁航行警報より
★ タンザニア沖、番号:10-2979 発表日時:2010年11月17日 17時
海賊情報、11月17日0510Z、06−34S 050−01E、武装した海賊の小型ボート2隻が、2隻の漁船を襲撃した。100海里以上離れて航行することが勧められている。
付近航行船舶は注意されたい。
★ ケニア沖、番号:10-2990 発表日時:2010年11月18日 06時
海賊情報、11月16日0642Z、04−36S 039−57E、海賊から攻撃を受けた。この海域は、今後、少なくとも24−48時間は危険性が非常に高い。
付近航行船舶は注意されたい。
2010年11月17日
ICCATに向けての要望書

2010年の大西洋まぐろ類保存委員会(ICCAT)年次会合が11月19日からフランス(パリ)で開催されます。
促進会は、去る11月10日、ICCAT年次会合に向けての要望書を、我々漁業者および大西洋クロマグロ関係船の総意をもって、ICCAT日本政府代表である水産庁宮原審議官へ提出しました。
要望書で求めたのは、次の3点
1. 出漁各船が持続的かつ再生産可能な操業に充分な漁獲枠を確保すること
2. 資源解析において、最近の漁獲状況も考慮し、科学データを得るための周年調査操業等を実施すること
3. 世界最大の消費国の責任として、世界に率先した厳格な輸入管理体制を導入すること
私たち日本漁船は、ICCATの決定に基づき、諸外国に率先した資源管理をおこなってきました。今後も持続的な操業をおこなっていく為には、ICCAT加盟各国が取り決めを遵守することと合わせ、世界最大の消費国である日本の責任として厳格な輸入管理体制を早急に導入実施する事によって、消費国主導の資源管理を強力に推し進めていくことが不可欠と考えます。
操業各船からは、大西洋クロマグロ資源は大幅に改善しているとの実感が伝えられ、漁獲枠の増加を求める声が多く、一方、クロマグロの産卵域である地中海での巻網漁船の操業を大幅に規制すべきだとの意見も多数寄せられました。
促進会では、全国の漁業者そして沖合い各船からのご意見・ご要望を力とし、ICCAT会議に向けて働きかけをおこなってまいります。