2010年11月22日

厳格な資源管理について



現在、フランス パリに於きましてICCAT(大西洋まぐろ類保存国際委員会)年次会合が開催されております。昨年モナコより「マグロの国際取引を禁止するべき」との厳しい資源保護の必要性を世界的にアピールされたあの会議であります。われわれ漁業者にとってはとても気になる国際会議であり、我が勝倉会長も漁業者の代表として直接会議の内容を把握するべく、現在日本代表団とともに現地入りをしている次第です。


私たち日本の遠洋まぐろ延縄漁業者は、まぐろ消費国の責任として、まずわれわれの襟を正し、世界に率先して厳格な資源管理を行おうと、添付いたしました写真(2010年度ミナミマグロタグ・ラベル)のように、1匹づつ日本政府に指定された通し番号がつづってある、管理タグおよびラベルをまぐろに取り付け、毎日漁獲したまぐろの体長・性別・重量・捕獲した位置などを水産庁に報告しております。また水揚げ時(国に指定された水揚げ港)には、水産庁検査官立ち会いのもと、その魚をすべてチェック、各漁業者毎に決められた割り当て量を絶対にオーバーしないさせないよう、厳格な漁獲・水揚げ管理を行っております。
しかしながら、現在日本の遠洋まぐろ延縄漁業者以外はこの管理方法を徹底できておらず、下記のニュースにもあるように、一部欧米メディアでは乱獲防止のために導入された漁獲証明書に不正があるのを知りながら、関係国が漫然と取引を続けていると強く批判、その8割を輸入する日本政府の責任をも強調しているところです。

詳しい内容は下記Yahoo!ニュースをご覧ください。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101122-00000003-maiall-int


私たち日本人にとって、“まぐろ”というものは文化そのものであります。貴重な海の恵みともいうべき水産資源を決して獲りすぎることの無いよう、各国決められたルールを守りながら、また世界最大のまぐろ消費国の責任として、生産履歴が不透明なもの、疑わしきものにはしっかりと対応、ペーパーだけのチェックだけではなく、輸入品に関してもすべて私たち日本の漁業者同様、目視による立ち会い検査などを行わなくては管理の抜け道というものが出来てしまい、統一した厳格な管理というものは絶対に出来ないものと考えます。
このかけがえのない まぐろ資源そして日本のまぐろ漁業というものを次世代へつなげていくため、私たち漁業者は、これからも責任と自覚を持って頑張っていきたいと思います。

私は人の手によって育てるといことがすべて正しいことではないと思います。
自然のものをいかに自然に残していくか…
それがいま私たちに課せられた重要な課題ではないかと思います。


運営専務 臼井


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