2011年04月02日

復興への道  気仙沼 臼井より 


今回の津波により気仙沼の基幹産業である水産業は壊滅。また沿岸部にあった関連産業、造船・鉄工・燃油・漁具・餌・仕込・冷蔵庫・各種水産加工会社などの事務所や工場、機械などもほぼ全壊。まさに戦後何十年もかけて築き上げた気仙沼の基幹産業である水産業は一瞬のうちに崩壊してしまいました。

現在気仙沼市は、全国の皆様からいただいた温かいご支援ご協力のお陰で、食料や衣料品などの救援物資は潤沢に確保が出来つつありますが、電気ガス水道などのライフラインは約50%までの回復にとどまり、気仙沼港岸壁周辺には未だ足を踏み入れることの出来ない地区も数多く存在し、目の前の海には無残にも湾内に引き込まれてしまった家屋や車など、まだまだ手つかずのままになっているというのが現状であります。
いまだ行方のわからないご家族を抱える方々のご心中を考えると、どんなかたちであれ一日でも早くご家族と会えることを願ってやみません。

いままずやるべきことは行方不明者の捜索、瓦礫と化した工場や家屋の撤去、仮設住宅の設置等々、そして日々頑張ってくれている社員の生活の確保、そしてその次には平均75cm地盤沈下したといわれるまちの底上げ、短期・中期・長期、やるべきことは山ほどあります。

生き残った私たちに出来る事とは?
なぜ私たちが生かされたのか?
今後取り組んでいかなくてはならないこと、それは自社の再建と地域の復興。この地域を守り伝えてくれた先人たちのためにも、この地域を復興させるのは生き残った私たちの責務であります。絶対にあきらめることなく、このゼロとなってしまった地域を今まで以上のものにするべく、一歩一歩復興へ向けて進んでいかなくてはなりません。

先日、日かつ協への陳情として佐藤常務へドックの調整をお願いしました。被災を受けた各船主が我先にとドックを予約、船台の予約を入れてしまってはそれにあぶれる船が出てくることは間違いありません。そのようなことが起きないよう、日かつにはその調整役、全国各地各船台のスケジュールというものをとりまとめ、我々にご案内をいただきたいと私は思っています。
また気仙沼の復興のためには、私たち船会社だけではなくそれを取り巻く関連産業の全てが復興を遂げなければなりません。鉄工・造船・通信・漁具・餌・食料・加工・冷蔵庫等々、いままで私たちをお支えいただいたこれら関連産業すべてを次の世代へと守り伝えるため、業界一丸となって皆で力を合わせ、諦めてしまう方々が一人でも出ないよう、一日でも早く復興への道へと導びいていかなければならないと思っています。

具体的には国内そして海外までも含めた各地各所での気仙沼の技師や業者の受け入れをお願いし、全ての産業の火が消えることの無いよう、私たち比較的被害の少なかった船主が復興への責任と自覚を持って取り組んでいくことであります。

清水・焼津・三崎・高知・新潟、そして大連・舟山など、気仙沼の復興のカギはまさに他の地域との連携そして協力関係を築くことであります。

気仙沼は絶対に負けない!
気仙沼は絶対に復興してみせる!
我々は社員一同力を合わせ、そんな想いを胸に毎日頑張っています。


運営専務 臼井壯太朗


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