2011年09月15日
気仙沼市の建築制限…
今朝方、水揚最中の気仙沼魚市場に顔を出した。
久しぶりに見る同級生や先輩方…
「おー!久しぶりだな!」「頑張ってんな!」
「珍しいね!」「何しに来たの?(笑) 冗談!冗談!」
「その後はどうよ?」
「うちの新しい事務所? 魚市場の屋根下だよ!」
「復旧?まだまだ全然だよ!」
「いい加減にしてもらいてーよ!」
「見てくれよ!市場はもうパンク寸前だよ!」
「うちの優秀な若い従業員、シビレ切らしてどっかに行っちゃったよ!」
「最近、辞めた閉めたの話ばかり!」
「頼むから早く工場の再建させてくれよ!」
「この建築制限どうにかなんないのかね?」
「見てくれよ。魚市場も冠水してこの通りだよ!」
「かさ上げ、高台移転の話、いったいどこに行っちゃったんだよ!」
気仙沼市は、市民そして地元企業に対し、今後の復旧・復興の計画は依然示していない。そして甚大な津波被害を受けた沿岸地区、特に気仙沼市の基幹産業である水産加工業、水産関連企業のほぼ9割が集中していた地区に対しては、依然建築制限をかけ続けている。
先日の地元新聞記事を見ると11月に再延長、最長2年の制限延長もある?などと言う文字も見える。
かさ上げ? 区画整理事業? 復興推進区域?
市場を一歩出るとこのありさま。
なんだそれ???
ホントに判ってんの?
そんなもの待ってる場合?
まずは住むところを優先に作業を行う!
何言ってんの! 仮設住宅の建築だって一番遅いの気仙沼なんだよ!
解雇された多くの市民たちはまもなく失業保険も切れるんですよ!
働く場所がないと、家の再建すら出来ないんですよ!
震災以前、気仙沼市は県内でも特に個人所得の少ない地域であった…
共働きがほとんどだった人たちに、どうやって家の再建を行えって言うのか?
このままいつまでも国におんぶしてていいんですか?
自立しようとする企業や市民を、いつまでもそのままに放置するんですか?
日に日に希望は絶望へと変わっていってる現実…
職を持っている、働く場所のある人たちには到底わかりはしないでしょう。
いまだ地元優先を謳う気仙沼市と地元建築土木業界…
100%の力を出したって無理なんだから、いい加減、素直に外部の力も受け入れて、1000%の力で作業をすればいいんじゃない?そうすれば一日でも早く復旧が進むんじゃない?
一日幾らで仕事してたら、それこそ金儲けのための復興になっちゃうんじゃない?
いったいこのまちの行く末はどうなってしまうんだろう?
Posted by 促進会 at 14:36
│宮城北かつ経営研究委員会