2012年02月20日

続・なにやってんだ気仙沼!! 


たったいま、古くから付き合いのあった取引会社の二代目社長が事業の断念、廃業の挨拶に来られた。

彼の会社は私たち漁業会社そして地元水産加工会社への資材供給がメインであった。

皆さまご存じのとおり、気仙沼の水産加工会社は今回の津波により工場は全壊、未だその土地の嵩上げや市の復興計画も不透明ななか、工場の再建、事業再開の目途も全く立っていない会社が多くを占めている。

このまちの再建には、基幹産業である漁業そして水産加工会社の再開再建がカギとなっていることは言うまでもない。
しかし、いつまでたってもこのスピードである。
私たち基幹産業に従事する方々の民意を無視した格好で、今日も地元企業が中心となり、ちんたらちんたらと復旧作業が行われている。


本当にこのまち、そしてこの宮城県というのは水産業の復興について本気で考え、行動していると言えるのだろうか?

気仙沼にもやっと橋が架かる。それはそれで素晴らしいことである。しかし、いま真っ先に取り組まなくてならないのはこの橋なのであろうか?高速道路なのであろうか?防潮堤という名のコンクリートの塊をつくることなのであろうか?

私たちには全くもって理解不能である。


どこの商売も同じだが、私たちの会社は自らの力だけで成り立っている会社などない。取引をしてくれる関係各社がいて、はじめて成り立っている。

元々資本力の少ない、斜陽産業であった我が業界の仲間たちに、果たしてどこまでこの厳しい難局を耐えきれる余力が残っているのであろうか?

いまは時間との勝負だというのに、いつを目標にして、どのような計画のもと、この復旧作業を進めて行こうとしているのか?私たちには全くわからない。。。


唇を噛みしめながら言った彼の事業断念の言葉が、いまも耳に残っている。。。

親父さんが亡くなったあとも、家族そしてその会社のカンバンを必死に守ってきた彼にとって、事業断念の決断を出すことはどんなに辛いことだったんだろう。

私には亡くなった先代社長が彼の隣に居たように見えた。。。


昨日の新聞を見ると、この気仙沼市だけでも震災後約4000人の方々が市外へと流出してしまったそうだ。
そして来月はいよいよ中学高校の卒業の月となる。
ハローワーク曰く、今期は9割以上の生徒がこの気仙沼圏外へと進学そして就職するそうだ。


もう彼らでは無理だ。
頼む。誰でもいい。
一日でも早くこのまちを救ってくれ。


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