2012年02月03日
マグロ船ができあがるまで 〜建造過程 その7〜
今回は塗装編です。
(1)船底塗装
マグロ船は赤と白のツートーンカラーです。
船底~満載喫水線までは赤、満載喫水線より上部は白となります。
写真は船底カラーの赤を塗りはじめたところです。
※喫水とは…喫水または吃水(きっすい)とは船舶が水上にある際に船体が沈む深さ、すなわち船体の一番下から水面までの垂直距離のことである。なお、水面に接する分界線のことを喫水線(きっすいせん)という。船の積み荷を増やすと喫水は深くなり喫水線も上昇するが当然その分沈没する危険性が高まるため船に載せられる積み荷の限界を記した満載喫水線(まんさいきっすいせん)が船体中央部の両舷に表示されている。
(2)左舷側船体塗装
左舷側の船体塗装です。
一度全体を赤に塗ったあと、その上から白を塗っていきます。
(3)右舷側船体塗装
こちらは右舷側です。
塗装は何度も重ね塗りしていきます。
ちなみに今回マグロ船に使われる塗料は低燃費型船底塗料を使っています。
この塗料は平滑性を高めることで、摩擦抵抗値を低減させる効果があり、従来塗料より約3%の燃油削減効果が期待できます。
(4)レーダーマスト塗装
船のレーダーマストの塗装です。
(5)煙突塗装
船の煙突パーツの塗装です。
~パート8に続く~
Posted by 促進会 at 15:43
│岩鮪会